02. 風街ろまん (1971) – Happy End

細野晴臣、松本隆、大瀧詠一、鈴木茂による1971年録音のアルバム。アサヒビール『発泡酒 あじわい』CMソングを収録。 (C)RS

1971年のセカンド・アルバムで、言わずと知れた日本ロックのマスターピース。「風をあつめて」「はいからはくち」「夏なんです」といった代表曲がそろい、演奏、ヴォーカル、ソングライティングのいずれも前作より完成度が高く、彼らの到達点といえる作品。歌詞は“~なんです”という独特の言い回しを多用して、文学的な表現に磨きがかかっているし、演奏にしても、後のティン・パン・アレー~ジャパニーズ・ソウルに通じる、ほのかに揺れるグルーヴ感がすでに散見される。ヴォーカルも大滝詠一が流麗でウェットな声を聴かせ、細野も朴訥(ぼくとつ)とした味の歌で活躍。各メンバーとも個性を十分に発揮し、それらがからみ合って、夏の陽炎のような白くまぶしい音像を生んでいる。日本語によるロックの確立というだけでなく、そうした独自の音世界を築いたところに、本作の価値がある。だからこそ名盤として受け継がれ、数え切れないほどのフォロワーを生んだのだ。(小山 守)

風街ろまん (1971)の収録曲

  1. 抱きしめたい
  2. 空いろのくれよん
  3. 風をあつめて
  4. 暗闇坂むささび変化
  5. はいから・はくち
  6. はいから・びゅーちふる
  7. 夏なんです
  8. 花いちもんめ
  9. あしたてんきになあれ
  10. 颱風
  11. 春らんまん
  12. 愛餓を

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